和婚のひとつ、「茶婚式」の魅力とは?
皆さんは和婚といえば、神社で執り行うような「神前式」
詳しい方なら仏閣での「仏前式」、和を取り入れた「人前式」などが思い浮かぶかと思います。
ですが「茶婚式」というのは、なかなか耳馴染みがないのではないでしょうか?
今回はそんな和婚のひとつ、「茶婚式」の魅力をみなさまに紹介したいと思います。
1.茶婚式とは
茶婚式-Chakonshiki-
神前式は神道、仏前式は仏教に則って式を執り行いますが、茶婚式は茶道の精神に則って行われます。
自由に決められる人前式と違い、ある程度一連の流れというものも決まってきます。
宗教的な要素はありませんが、人前式よりも厳かな茶婚式。
茶人というお点前をしていただく方を交え式は進行して行きます。
茶婚式の魅力
茶道とはおもてなしの心です。
茶道の数限りのない作法の根底には、客人へ対する最大限のおもてなしの心が詰まっています。
そんな茶道の精神に則って行う茶婚式は、人との出会いや縁を大切にする方にはぴったりのスタイルではないでしょうか。
また茶婚式ではお酒ではなく、お茶やお茶菓子をお召し上がりになっていただくので、お酒が苦手な方でも安心していただけます。
宗教的なものではないというのも、両家やゲストへの配慮になりますね。
茶婚式の流れ
茶婚式の流れの一例をご紹介いたします。
■1:新郎新婦の両親を始め、参加者全員が着席します。
■2:参加者の間を通るように新郎新婦が入場し、着席します。
■3:濃茶点前
茶人が濃いお茶を点てます。
■4:夫婦固めの儀
濃茶点前で点てたお茶を新郎新婦で飲み交わします。
■5:誓詞奏上
新郎新婦が誓いの言葉を読み上げ、結婚を誓います。
■(6:指輪交換)
本来の式ではない儀式ですが、最近では茶婚式に取り入れることも多いです。
■7:親族固めの儀
列席者全員で薄茶をいただきます。
■8:参列者に一礼し、新郎新婦は退場します。
2.茶婚式はどこで挙げられる?
もともとは身内だけの少人数で、基本的には茶室にて執り行われました。
ですが茶人を招き、お点前ができる場所であればどこでも挙げられるので、
ゲストを呼びたい方はホテルや料亭での茶婚式もおすすめです。
京都で人気の「元離宮二条城」でも茶婚式が行えるので、ぜひ世界遺産での茶婚式という貴重な体験をしてみてください♪
3.茶婚式の衣装は?
衣装に決まりはないので好きなお衣装をお選びいただけます。
しかしせっかくの和婚ですから、和の婚礼衣装がおすすめです!
白無垢、色打掛、引振袖と、会場の雰囲気に合わせて選んでみてください。
4.まとめ
大切な人と過ごす穏やかな茶婚式。
家族や親族、友人など、今まで自分を支えてくれた人たちとのつながりを感謝するよい機会になるのではないでしょうか?
和婚で式を挙げたいなとお考えの方は、ぜひ茶婚式もご検討くださいませ。
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