神社結婚式(神前式)の儀式・作法をご紹介
由緒ある神社で挙げる、神前式!
色々な式次第があってなにがなんだかよくわからない…という方★★
神社でよく行われる流れについてご紹介しておりますので、是非ご参考にして下さい^^
目次
参進
神前や貴人の前に進み出ることを「参進」といいます。
神職や巫女を先頭にして新郎新婦や家族が列になって神殿まで歩いていく儀式で、
気持ちを厳粛に整えるために重要な儀式です。
手水の水で手を清め、新郎新婦、媒酌人、参列者が神職の先導で神社に入場致します。
着席
神前式の参列者は親族が一般的で、人数は二十~三十人くらいです。
定員以上の人が参列する場合は立ってもらうことになります。
神殿に上がるときは、全員が身を清めるために手を洗い、口をすすぐ「手水の儀」を行うのが本来のしきたりです。
近年ではほとんどの式場で省略されていますが神社での挙式の場合は行います。
新郎新婦は前方中央の席、神前に向かって座ります。
右側に新郎、左側は新婦。新郎側の両親・親族は右側に、新婦両親・親族は左側に互いに向き合うように付きます。
媒的人は新郎新婦の後方に座ります。
修祓(しゅうばつ)
婚儀の前に神職が祓詞(はらえことば)を奉上し、榊(さかき)の枝に麻ひもや紙垂(しで)をつけた大弊(おおぬさ)で、参列者全員をお祓いします。
一同起立して頭を下げます。
斎主一拝(さいしゅいっぱい)
列席者一同で起立し、斎主に合わせて神前に一礼します。
祝詞奉上(のりとそうじょう)
斎主は神前に進みふたりの結婚を報告すると共に、新しい夫婦の門出を祝うため、
二人が結ばれたことを神に感謝し、末長く幸せに暮らすようにとの意味をこめた祝詞を奏上します。
末永い幸福を祈っているその間、参列者は全員起立して頭を下げます。
三献の儀(さんこんのぎ)
一般的に三三九度の杯といわれる儀式です。
新郎新婦が小・中・大の三つ重ねの杯で交互に九杯お神酒を飲み、夫婦の契りを結びます。
指輪交換の儀
挙式が始まって初めて二人が向き合う事になる「指輪交換の儀」。
本来神前式にはないものですが、神社によっては申し出れば盛り込んで貰うことが可能です。
特にこの場面は、「夫婦になった」と強く意識される瞬間かもしれません。
誓詞奉上(せいしそうじょう)
新郎新婦が神前に進み出て、結婚の誓いを述べます。
誓詞は巻紙に書かれていて、新郎新婦で神前に進み一礼をし新郎が誓詞を読み上げ、
新郎が名前を述べた後に新婦も続いて名前を述べます。
読み終えた誓詞は、左から巻き神前に献上します。
最後に、新郎新婦二人で二礼二拍手一礼をします。
玉串拝礼
「玉串」とは、榊の小枝に四手を付けたもので、神と人の意をつなぐ役目をするものと言われています。
新郎新婦はこの玉串を持って、これを捧げ、「二礼、二拍手、一例」の作法で拝礼をします。
新郎新婦に続いて、媒酌人夫妻、両家親族代表の順に玉串拝礼を行います。
親族盃の儀
両家の家族が親族となった誓いの杯を交わすというものです。
巫女がご両家のご両親より順次お神酒を注いでいきます。
一同ご起立になった後、合図で一斉に杯を飲み干します。
斎主一拝
参列者が全員起立し、斎主に合わせて拝礼します。
斎主挨拶
斎主から婚礼が整ったことと、新郎新婦へのお祝いの言葉が述べられます。
おわりに
いかがでしたか?
以上、【神前式の儀式・作法】でした☆
…とはいってもやはり、
「頭では理解できたけど実際に格好良く振る舞える気がしない…」
という方がほとんどでしょう!
タガヤでは、和婚の知識から美しい所作まで、
和婚に向けた花嫁づくりもお手伝いしたいと考えています。
大切な誓いを交わす結婚式。この機会にぜひご相談ください!