振袖が着られる最後の日*お色直しには引振袖を♪
お色直しと言えば、今やドレスに和装にいろいろな選択肢がありますが、
引振袖もぜひお色直しに着てほしいお着物。
色とりどりの華やかな柄に豪華な帯が特徴です。
今回は、引振袖をお色直しで着る際のメリットや気をつけたいポイント、
そしてお色直しにおすすめの引振袖をご紹介したいと思います。
お色直しで引振袖を着る際のメリット、気をつけたいポイント
メリット
1.色打掛に比べると軽くて動きやすい・・
軽くて動きやすい引振袖。
ラウンドテーブルなどがある披露宴の演出にも最適です。
2.「振袖」が着られる最後のチャンス・・!
「袖を振る」という仕草から「厄払い」「身を清める」といった意味を持ち、
幸せを願う気持ちが込められていています。
そのことから、成人式や卒業式、そして結婚式などの門出となる日に着る機会が多かった振袖ですが、
未婚女性のみが着ることのできる着物です。
結婚式は、振袖が着られる最後の日でもあります。
3.とことん和婚にこだわる・・
披露宴の会場やお料理にも「和」の雰囲気を演出し、お色直しにも和装を取り入れることで、
終始「和」を意識したコーディネートをします。
チャペル式やドレスを着る方も多い中、「和」にこだわった和婚は新鮮で、
ゲストの方やご年配の方、親戚にも印象に残る和婚になりそうですよね。
気をつけたいポイント
1.ドレスへのお色直しより、中座時間が10分ほど長くかかる・・
会場によりますが、平均的に和装のお色直しは30分ほどかかると言われています。
ゲストの方々にはお料理をゆっくりと楽しんで頂いたり、
お化粧室へ行かれたりするのにもちょうどいいお時間がつくれます!
が、ゲストの皆様が飽きてしまわないような演出を考える必要もあります。
2.和装を着てきたゲストと変わらない?・・
色打掛に比べると、ボリュームが少ないのでゲストと変わらない・・という声も聞かれますが、
実際の引振袖は花嫁衣装として柄も華やかですし、帯周りの小物類が付けられるのも花嫁様ならでは。
ヘアメイクを華やかにすれば、地味になる心配はありません!
お色直しにおすすめの引振袖
優雅な雰囲気を持ちながら、和装の中では身軽でゲストとの距離も近く感じられそうな引振袖。
白無垢や色打掛の厳粛な雰囲気をまとった後のお色直しに、
印象を変えるおすすめの引振袖をご紹介いたします♪
手描き友禅と手刺繍が豪華な黒引き振袖。
挙式で、白無垢や赤い色打掛を着られた方におすすめです。
「あなた以外の色に染まりません」という意味を持つ黒い引振袖もステキですよね。
淡い水色と白地に、四季の花々が豪華な美しい引振袖です。
これからの季節、新緑や夏の日差しにも涼やかな雰囲気を与えてくれそうですね。
ちらりと見える薄い黄色い比翼もアクセントになり、爽やかさを際立てる取り合わせです。
*慶賀源氏雲重
京友禅作家、藤井氏の代名詞でもある雲取りのみで構成された引振袖です。
白無垢からのお色直しには、ハッキリとした色味でゲストを驚かせてみては♪
雲取りの輪郭を金糸で太めに縁取りすることで、遠くから見ても柄がくっきりと見え、会場映えします。
いかがでしたか。
振袖が着ることができる最後の日、ぜひお色直しに引振袖をご検討されてみてはいかがでしょうか。
優雅でありながらゲストの方との距離も近く感じられる引振袖、おすすめです♪