【色打掛・引き振袖】和装小物の選び方は?
色打掛や引き振袖は、晴れの日にぴったりの華やかな着物ですよね。
可愛い着物が沢山あってどれを着ようかと迷ってしまいますが、
着物選びだけでなく、和装の花嫁衣裳は「はこせこ」「懐剣」など”小物”の選び方で印象が変わります!
古典的なものからモダンで可愛らしいものまであって、こちらも選ぶのが楽しい和装のポイントです。
今回はそんな”和装小物”についてご紹介していきたいと思います。
1.和装小物の種類は?
まずは和装で身につける小物についてご紹介致します。
それぞれ嫁いでいく花嫁さまへの想いが込められた小物ですので、大切に選んでいきたいですね。
懐剣(かいけん)
帯の左側に挿してある小物で、布の中に短剣が入っています。
打掛が武家の女性の花嫁衣装だったことの名残で「自分の身は自分で守る」という決意や、
刀には神が宿るという考えから「魔除け」としての役割を示しています。
筥迫(はこせこ)
右の胸元に挿してある小物です。
江戸時代に武家の女性たちが化粧ポーチとして使っていたものが由来です。
現代ではそうした実用性はございませんが、装飾品として胸元を飾ります。
「いつまでも美しく身だしなみを整える」ようにと、そして夫への親愛の思いがこもった小物です。
末広(すえひろ)
扇子のことで、男女ともに和装の正装では末広を持ちます。
その名の通り「すえひろがりで縁起がいい」小物です。
主に顔を隠すための物なので、開いて仰ぐのはマナー違反!
閉じた状態で手に持ったり帯に挟んだりしてください。
2.お着物に合わせた小物のコーディネイト
一般的に、白無垢には「白の小物」、色打掛や引き振袖には「金」や「着物に合う色」の小物がおすすめです。
金は結婚式にぴったりのおめでたい色、花嫁衣裳にも施されている事が多いので相性はばっちりですね!
ですが「似合う色」の選び方は難しいですよね・・。
そこでポイントとなるのが「着物に使用されている色」から小物を選ぶことです!
全体的にまとまりがでて、小物で個性を出しつつも調和の取れたコーディネイトが可能になります。
ここで、幾つかのオススメの和装をご紹介しますので、小物に注目して見てみてください!
タガヤでは肌着以外の小物は無料で、色味も自由に選んでいただけるのでぜひご参考に♪
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極めて薄い丁子色の地に濃紺の霞が際立ち、
深く鮮やかな色合いで「満ち足りて豊」を表す爛漫の花車をあしらった手描き友禅の色打掛。
花のオレンジ色と合わせた小物と花飾りで、花嫁さま全体の統一感が出ているコーディネイトですね!
「始まり」「幸福」「富貴」
などの意味をもつ桜と牡丹が描かれており、
周りに百花を配し、お二人の慶びの日にふさわしい存在感のある黒の引き振袖。
花の赤、着物の裏地、帯に合わせた赤い小物で黒と朱のコントラストが映えていますね!
大胆な白い花や髪飾りで、強い色合いでもキツくない印象に仕上がっています*
いかがでしたか?
着物の色から小物を選ぶと、個性と調和のバランスが上手く取れていて素敵ですよね♪
先程も述べましたが、タガヤではお客様にお好きな小物を選んでいただけます。
ぜひ専属のスタイリストと相談しながら、自分らしい小物を選んでみてください!